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投資損失を避ける方法

8月17日の取引時間中、日経平均は1月6日以来の29,000円台を回復しました。

とはいえ、今後の市場動向に対し専門家の意見は分かれています。

だれしも損失はしたくないですが、自身の行動によって避ける方法はあります。


※今年2月4に掲載したブログ「投資に役立つ行動ファイナンス」の内容と一部重複します。

損失を避ける方法


それは、「心理的な落とし穴を知ること」と「投資の心構え(ルール)を持つこと」です。



人には時として、理論的に説明できない心理によって、冷静な投資判断ができないことがあります。

それは、無意識のうちにあなたの投資戦略に少なからず影響しています。


(1)損失回避バイアス

同じ金額でも、利益より損失の方が苦痛を感じます。

例)損失回避値上がりしていても、早めに利益確定しようとする。


(2)自信過剰バイアス

自分の知識や能力を過信します。

例)損失は営業担当者のせいで、利益は自分の実力だと思いがち。


(3)心の会計(メンタルアカウンティング)

取得方法でお金を色分けして、それぞれ独立して会計します。

例)値下がりしても株主優待があるから気にしない。


(4)ハーディング現象

安心を得るために、周りと同調します。

例)割高だと思ってもランキングをみて積極的に買う。


(5)利用可能性ヒューリスティック

自分の身近な情報を基準にします。

例)ニュースで見た、あの人が勧めるなら大丈夫などと考える。


2.投資の心構え(ルール)を持つこと


(1)投資ルールを決める

機械的にルールを決めておくと、取引に迷わなくてすみます。

例)20%値上がりしたら売却、10%値下がりしたら売却、大きな損失を一気に取り返そうとしないなど


(2)前提を疑う

自分が考える因果関係には、先入観が含まれているかも知れません。

批判的な視点が本質を発見する手掛かりになることもあります。

例)保有株の値下がりの原因は、日経平均の下落だけ?


(3)客観的にみる

気づかないうちに、自分の意見が正しいと思い込んでしまいます。

例)他の人の考えや意見にも耳を傾けないときは注意する


(4)長期・分散投資する

失敗リスクを抑える基本は、長期分散投資です。

市場や周囲の動向に一喜一憂することなく、短期売買を避けることも必要です。

例)高配当株で長期運用する、投資先を分散する、インデックス投資するなど


(5)時には休息する

個人投資家は機関投資家と違って、投資を休むことができます。

投資には一定の集中力とエネルギーが必要なため、無理をしないことも必要です。

例)投資金が心もとない、体調がすぐれない、仕事が忙しいなど


まとめ


インフレ、ウクライナ情勢、アメリカの利上げなど、日本株式は不安定な状況が続いています。

企業業績は良いのに下がっている、日経平均以上に下落してる、そんな状態が続くと心理的な落とし穴に陥りやすくなります。


最近は、ネットやYouTubeのおかげで容易に大量な情報を入手することができます。

しかし、参考にしようとしてもみんなバラバラで、かえって悩んでしまったという話をよくお聞きします。


投資は、体調がすぐれないときなどは休息し、他の人の意見にも耳を傾けるような状態で臨むことが必要ではないでしょうか。


※投資は、ご自身の判断でお願いします。


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