毎年5月になると届く「自動車税(種別割)納付通知書」。
納付期限が迫ってきましたが、支払はもうお済みでしょうか?
自動車税とは?
自動車税(自動車税種別割)とは、毎年4月1日の時点で自動車を所有している人が納める税金です。
翌年の3月末日までの1年分を前払いするもので、自動車の排気量や自動車を購入した時期(2019年10月改正)によって金額が決められています。
軽自動車やバイクは、自動車税ではなく軽自動車税を納付します。
自動車税は道府県税、軽自動車税は市町村税と、同じ自動車に関する税金でも種類が異なります。
ちなみに、自動車に関する税金は他にも、自動車を購入する際に納める「自動車税環境性能割」、車検時に納付する「自動車重量税」、ガソリンにかかっている「揮発油税」などがあります。
納付方法
最近ではキャッシュレス決済も拡大し、便利になってきています。
以下は主な納付方法ですが、各自治体で対応が異なります。
お手元に郵送された通知書や同封のチラシなどで、事前に確認しましょう。
① 金融機関の窓口
納税通知書の裏面に記載されている金融機関の窓口で納付します。
※同封の納税通知書に限り、全国のゆうちょ銀行や郵便局でも納付可能
② コンビニエンスストア
納税通知書の裏面に記載されているコンビニエンスストアで納付します。
電子マネーの場合は、チャージして対応しているコンビニで納付します。
※利用可能:nanaco(セブンイレブンで納付)・WAON(ミニストップで納付)(2019年3月現在)
※「レジ発行レシート」「領収証書の受取が必要
③ 県民局税務部・地域事務所
窓口で納付します。
※取扱時間は平日の8:30~17:15
④ クレジットカード
公金支払いサイト「F-REGI(エフレジ)」にアクセスして納付します。
※利用可能:VISA・JCB・AMERICAN EXPRESS・Diners Club・Mastercardなど
※「Yahoo!公金支払い」の自動車税は2022年3月31日でサービス終了
⑤ スマートフォンアプリ
納税通知書のバーコードを読み取って納付します。
※利用可能:LINE Pay・PayPay・au PAY・d払い・ファミペイなど
※ポイント付与の内容は各社で異なるため要確認
※PayPay:2022年4月以降、ポイントの付与対象外
⑥ ネットバンキング・ATM
※Pay-easy(ペイジー)
⑦ 口座振替
金融機関の窓口で申込手続き後、翌年度からの取り扱いになります。
クレジットカードでの納税
ここでは、特に注意が必要なクレジットカードのメリットとデメリットについて、紹介します。
◆メリット
①ポイント還元が期待できる
一番のメリットはポイント還元を受けることです。
※デメリットもあるため後述します
②24時間いつでも支払いできる
現金が手元になくても、自宅で支払えます。
③支払漏れを防止できる
事前に登録をすれば、自動引き落としになるため支払漏れを防ぐことができます。
④支払いを先延ばしできる
クレジットカードの決済は一般的に翌月になるため、もし納税資金が不足している場合でも準備期間に充てることができます。
⑤支払方法が選べる
現金の場合は原則1回払いですが、クレジットカードの場合は支払方法に分割払い・リボ払いを選ぶことができます。
また、1回で支払っても、あとから分割払い・リボ払いに変更することができます。
※自治体やカード会社で異なります
◆デメリット
①決済手数料は利用者が負担する
納付金額によって決済手数料額(大体300円前後)も変わるため、公平性を保つことから利用者負担となっています。
利用するクレジットカードのポイント還元率も含めて考える必要があります。
②領収書が発行されない
税金の領収書は現金で納付した場合のみ発行されるため、クレジットカードの利用明細書を代用して支払いを確認します。
③納税証明に時間がかかる
クレジットカードで納付した場合は、納税証明(領収書や納税証明書など)が受け取れません。
また郵便局の払込機能付きATMで納付した場合は、納税証明書に領収日付印が押されません。
自動車税をキャッシュレス決済で納付した場合は車検時に納税証明書の提示を省略できますが、自治体によっては納税確認に数週間かかることもあります。
車検が近い場合は、納付書に領収日付印を押印してもらえるコンビニや銀行窓口を利用したほうがいいでしょう。
④取り消しができない
納付手続きが完了し納付済みとなった自動車税は、納税の猶予などを受けることができません。
⑤自治体によっては対応していない
お住まいの自治体によっては、クレジットカードでの納付ができない場合もあります。
まとめ
キャッシュレス決済は、ポイント付与や自宅でも納付可能などのメリットもありますが、手数料の発生や領収書が発行されないなどのデメリットもあります。
とくに車検が近い人は、金融機関やコンビニエンスストアなどで納付する必要があります。
自動車税の納付の対応は、自治体によって異なります。
手元に郵送された納税通知書を確認して、自分のライフスタイルに合った方法で納付しましょう。
※実際のご利用は、ご自身の判断でお願いします。
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