貯蓄を始める第一歩は、家庭の収支を把握することです。
収支を確認するには家計簿の作成が最適ですが、長続きしなかった方も多いのではないでしょうか。
最近は、手軽さからスマートフォンなどを使う家計簿アプリの利用が広がってきています。
家計簿とは?
家計簿とは、家計において一家の収入・支出などを記入する帳簿のことです。
家計簿のメリット
貯蓄がうまくいっている人の多くは、家計簿をつけています。
なぜなら、家計簿をつけることで毎月いくら必要か、どのくらい使えるか、家庭の収支を把握できるからです。
収支がわかれば、買うものの優先順位が自ずと決まりますし、無駄使いも減っていきます。
「無料だと思っていたアプリが有料だった」「夫婦で会費を二重払いしていた」ことに気づいたケースもあります。
余裕資金の金額がわかれば、その分を投資に回して効率よくお金を増やすこともできるでしょう。
毎月のお金をしっかり把握することで、貯蓄力がアップするわけです。
家計簿の種類と特徴
家計簿ツールは、おもに3種類あります。
それぞれの特徴をみていきましょう。
①手書き
◆メリット
・自由に書ける
・スマホが苦手でもできる
◆デメリット
・自分で計算しなければならない
・手間がかかる
②エクセル
◆メリット
・自由に作成できる
・関数式を入力すれば自動計算
・キャッシュフロー表を作成し本格的に分析できる
◆デメリット
・不得手な人には難しい
・アプリほど手軽ではない
③アプリ
◆メリット
・外出先でも手軽に入力できる
・お金の動きが直感的に確認できる
・資産管理できる(クレジットカードや銀行口座とも連携可)
◆デメリット
・目的によっては使い分けが必要
・長期保存できない
◆アプリ例
・「マネーフォワードME」
・「Zaim(ザイム)」
・「家計簿Dr.Wallet」
など
まとめ
家計簿アプリは、レシートを読み込んで自動集計したり、クレジットカードや銀行口座と連携して資産管理したりと便利機能が多い点が特徴です。
ただ、それぞれのアプリに特徴があり、セキュリティ面で不安を感じる場合は金融機関との連携をしないなど、使いこなしに工夫が必要です。
毎日の入力はアプリで、長期保存がしたい場合は手書きやエクセルというようにツールを組み合わせるのも方法です。
人が使いやすいからといって、自分にとっても使いやすいとは限りません。
自分の性格や目的にあった家計簿を選んで収支を管理し、家計を改善していきましょう。
※実際のご利用は、ご自身の判断でお願いします。
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