定期預金の金利が低いことから投資商品が注目される現在。
しかし、子育ての資金を投資商品で準備するのは抵抗があるという方もいらっしゃるでしょう。
お子さんがいらっしゃると金利が優遇される「子育てにやさしい定期預金」があることをご存知でしょうか。
子育てにやさしい定期預金とは
お子さんがいらっしゃれば金利を優遇してくれる定期預金です。
取り扱っている金融機関は、地方銀行や信用金庫などが多く、自治体の子育て支援対策に連動している場合もあります。
金利や利用条件などの内容は金融機関によって異なります。
当事務所近隣に実店舗のある金融機関の取扱内容をまとめてみました。
※2021年10月10日現在
利用対象者
いずれも個人の方が対象で、お子さんの年齢は大きく3つに分類されます。
①妊娠中の方も含み18歳未満の同居または扶養するお子さんを持つ方
②19歳未満の高校生以下のお子さんを持つ父母または祖父母の方
③中学3年生以下のお子さんを持つ父母または祖父母の方
形式
積立
優遇金利
優遇金利のパターンは大きく4つに分類され、上乗せ金利は+0.1%~+0.4%間の設定が多く見られます。
いずれも固定金利で、マル優制度利用以外は利息に対し一律20.315%(国税15.315%、地方税5%)の税金が源泉徴収されます。
①一律に店頭表示金利に上乗せ
②お子さんの人数に応じて店頭表示金利に上乗せ
③口座開設日からの経過期間と残高に応じて店頭表示金利に上乗せ
④小学校・中学校・高校入学直前の設定日を経過する毎に段階的に上乗せ(ステップアップ)
最低利用期間
利用できる期間はさまざまです。お子さんの一定年齢を満期とする場合もあります。
①6か月以上~
②1年以上~
③3年以上~
最低利用金額
1回当たりの積立金額です。毎月の他に年2回などの特定日を設定できる場合もあります。
①100円以上~
②1,000円以上~
③10,000円以上~
必要書類
ご本人とお子さんの健康保険証、住民票の写し、母子手帳などのいずれか
まとめ
上乗せ金利に気を取られがちですが、利用する金融機関の利便性も考慮する必要があります。
金融機関によって商品内容が違いますので、条件をしっかりチェックして計画的に利用しましょう。
※実際のご利用にあたっては、事前に金融機関にて確認をお願いします。
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